創意工夫点

 外観は勾配を周辺民家に合わせ,山の稜線をイメージした屋根を連続させ,集落の風景と調和させた。室内からは開口部が周囲の風景を切り取り,周辺環境とのつながりを感じられる。生活の中心となる主室と,敷地段差を活かし半階上げた家族室を視覚的に連続させ,家族のつながりを感じながら生活する空間構成としている。周辺環境との関係性から導かれた深い軒は,熱負荷の低減やプライバシーの確保,外壁メンテナンス等の軽減を可能とする。