• 暮らしを謳歌する終の棲家 Before写真1

創意工夫点

 住宅密集地に建つ築50年の2階建の住宅。住まい方の変化に合わせ間取りを変え,改修を行った。
 躯体を残して床・壁・天井を解体後,構造計算に基づき耐力壁の設置と不陸の調整をしながら耐震補強や断熱施工を行った。改修前は収納スペースが少なく,外壁に面していない部屋もあり暗い部屋となっていたが,風の流れや自然光を取り入れる工夫を行った。改修前には天井の中に隠れていた梁を,改修後は現地で削りあらわしとし,間接照明を設置し,住み継がれた建物の歴史を象徴的に表した。