• 繋ぐ住まい Before写真1

創意工夫点

 築40年、94㎡3LDKのマンションをスケルトン解体し、ワンルームへリノベーションすることにより、人と人を繋ぐ空間をデザインした。玄関を開けるとバルコニーからの心地よい風を感じることができるこの家は、空間を繋げるためにドアは、トイレと寝室のみ。常に人の温もりを感じながら生活することができ、生活の変化に対応できるフレキシブルな空間をデザインした。

選評

 築40年のマンションをスケルトン解体し,ワンルームへリノベーションすることで,家族の繋がりを重点にデザインしている。
 計画はシンプルであるが,ドアの設置を最小限とし,常に人の温もりを感じながら住もうとしている。玄関脇に土間を設け,マンションの狭隘感を和らげ,天井の低さを感じさせないよう,技術的に工夫をして,若い世代が住むマンションのリフォームとして,バランスの取れた作品である。