• live fleely -車椅子でも自在に- Before写真1

創意工夫点

 歩行困難な状態である夫は,いずれ車椅子生活が想定される。ここを夫婦の終の住処とするためのマンション全面改装。内装は全て撤去,床を20㎝上げてバリアフリーとし,魅力的な住環境とノーマライゼーションの両立を目指した。限られた面積の中に,様々な機能や動線を盛り込んだ。コンパクトで生活機能を充実させた夫の個室とつながる水廻り。ゆったりと過ごせるリビングとダイニング。「二人がよくこもり よく集える住宅」が実現。

選評

 市街地の河辺に建つマンションの一室を,シニア世代夫婦が定年後終の住処とするために,あらゆる検討を重ね全面改修をした事例である。
 限られた空間のなかで先に必要となる車椅子生活にも対応できるようにバリアフリー化と共に床・壁の材質にもこだわっている。また,動線の検討,収納の工夫をし機能的な仕上がりとなっている。バルコニーに設けた木製デッキから川沿いの樹木,街並みを眺めるご夫婦の姿が思い浮かぶ。ステイホーム・豊かな住まいづくりの参考事例となる作品だ。